702講義室
2018-01-01 00:23:00
現実という現象
今、椅子に腰かけています
たまたま座ると支えられてるから、この椅子は現実にあるらしい・・・・・
が、ただの想像、錯覚かもしれない?
大前提として
人が認識するものは、すべて脳内現象である
あくまでも脳の中の出来事でしかないのです
だがそれを、人は
外界で現実に存在し、起っている事象だと錯覚しているだけなのです
つまり
現実だと思っていることは、すべて
自分の脳が、勝手に現実だと思っているだけなのです
2017-12-31 09:29:00
人生は、直感で決まる
人生は、選択の繰り返しである
がしかし
その選択のほとんどは、直感で行われている
論理で決めるためには、因果関係の成立が前提であるが
現実世界に起る事象は、不確実に満ちているのだ
その原因は、人生全般における完全データがないことに起因する
直観とは、感情である
感情は、過去の情動系の記憶により起こる
感情ほど、人生において重要な意味を持つものはない
その意味するところは、ドーパミン分泌に尽きる
ドーパミン分泌が、選択を決め
人生をきめる
2017-12-30 15:56:00
知性の本質
結局、人間の知性とは
対人能力、他人の心がわかることであろう
知性の本質とは
「予想困難である状況の変化に、柔軟に対応する能力」である
現実社会において
他人が意のままにならないことが、悩みの主たる原因である
他人の心とは、人間の関係性の中で
もっとも重要であり、もっとも予想困難なものである
2017-12-29 18:21:00
ビジュアル言語の世界
我々人間は、五感により認識される世界に加え
言語空間に生きる存在でもあります
情報の入力・出力システムにおける肉体的制約により
たまたま、音声言語が中心的に発達したものと考えられます
思考は、使用される言語によって思考内容に制約を受けます
ある認識に関して
それに当てはまる「単語」が存在しない場合
認識そのものができないということが起こりうる
ということは、前に述べました
他の入力システムによる情報
例えば、視覚情報は
言語空間において、その大半は捨てざるを得ないのです
もし仮に
人間の肉体に、モニタのような出力システムがあったとしたら
ビジュアル言語が発達していたかもしれません
ビジュアル言語が作り出す現実世界は
今我々が、認識している世界とは全く違う世界になりうるのです
2017-12-28 17:29:00
誰の意思?
たとえば、目の前のコップを持ち上げる
これは確かに今、自分の意思によって行った行為である
本当でしょうか?
実は自分が思う1秒前に、すでにその行為は始まっています
何かを行うには
頭頂葉の身体イメージをつかさどる体性感覚野
前頭葉の運動の出入をつかさどる運動野
で準備電位が発生し
その1秒後に、意識が意思を持ち、行動する
つまり、自分の意思で行った行為ではない
私の意識は、意思を持たされたのです