702講義室
2018-01-04 10:55:00
人間の人間たる行動原理
進化心理学は、人間の行動価値規範を
ダーウィンの進化論から説明しようとするものであるが
その判断基準は、子孫を残せるかどうか?というころにあるとする
がしかし
生物的本能としては、既定のものであろうが
人間の行動原理には、必ずしも当てはまらない
人間は、損得の現実的報酬とは関係なく
脳が勝手に報酬を作って、勝手に消費する部分が大きい
客観的合理的性と、脳の報酬系的合理性は必ずしも一致しない
これが、人間が人間たる所以であろう
2018-01-03 00:04:00
幸福の摂理
人生の浮き沈み、山あり谷ありは、自然の摂理なのか?
それが現実の摂理ならば、イコール脳の摂理である
幸福の脳内物質に、セロトニン、ドーパミンなどがあるが
1という情報が発信された場合
0に戻る前提があるから、情報は意味を持つ
1という情報が、1のままでは情報にならない
脳内物質が放出されたならば
かならず吸収される必要がある
ドーパミン、セロトニンが大量に放出され続ければ
いいというわけではないのだ
(ドーパミンの過剰放出が統合失調症である)
幸福な状態が続けば、それは幸福ではない
不幸があってこその幸福なのだ
ちなみに、ドーパミンはギャンブルのような不確実性を好んで放出される
これは、現状維持を壊す役割を担っていると考えられる
2018-01-02 09:38:00
天才の状態
天才とは
その人、固有の特質ではなく
脳の状態、脱抑制状態にある
面積に限りのある脳は
ひとつの領域で、複数の仕事を担うことになるのだが
ひとつの領域で、ある仕事をしているときには
その領域における別の仕事は抑制されることになる
その抑制が解除された状態を
天才という
ただし、抑制のはずされる能力は
後天的に作られている必要がある
しかるに、抑制が外れた場合、逆のことも起こりうる
天才とキチガイは紙一重とはよく言ったものである
2018-01-01 00:23:00
現実という現象
今、椅子に腰かけています
たまたま座ると支えられてるから、この椅子は現実にあるらしい・・・・・
が、ただの想像、錯覚かもしれない?
大前提として
人が認識するものは、すべて脳内現象である
あくまでも脳の中の出来事でしかないのです
だがそれを、人は
外界で現実に存在し、起っている事象だと錯覚しているだけなのです
つまり
現実だと思っていることは、すべて
自分の脳が、勝手に現実だと思っているだけなのです
2017-12-31 09:29:00
人生は、直感で決まる
人生は、選択の繰り返しである
がしかし
その選択のほとんどは、直感で行われている
論理で決めるためには、因果関係の成立が前提であるが
現実世界に起る事象は、不確実に満ちているのだ
その原因は、人生全般における完全データがないことに起因する
直観とは、感情である
感情は、過去の情動系の記憶により起こる
感情ほど、人生において重要な意味を持つものはない
その意味するところは、ドーパミン分泌に尽きる
ドーパミン分泌が、選択を決め
人生をきめる

