702講義室
2016-12-31 08:00:00
色違いの現実
全く同じ状況であろうとも
全く違う現実となりうる
明←→暗
楽しい←→苦しい
喜び←→悲しみ
幸←→不幸
運←→不運
なぜこのようなことが起こりうるのか?
現実とは解釈である
だがそれ以前に
単なる脳内のドーパミン分泌状態でしかない
2016-12-30 08:32:00
永遠の生命
人間の体を構成している細胞は
3年で90%、7年で97.8%
が分裂し、新しく入れ替わります
がしかし
細胞の分裂回数には、上限があります
染色体の端にあるテロメアという機構が
一定の回数をカウントすると終了します
ところで
クローン人間というのを聞いたことがあるでしょう
永遠に生命を持続できるかもしれない技術です
クローン羊のドリーが生まれたことで話題となりました
がしかし
クローン羊のドリーは、生まれながらに歳を取っていた
というのをご存知でしょうか?
これは例えば、人間が50歳で自分のクローンを作ると
生まれた赤ちゃんの細胞もまた、50歳だということです
実際にはもっと複雑ですが
(すでにご紹介しました心拍数の上限回数20億回と同様)
時間とは何かという問いかけでもあるかと思います
生命時間
物理的時間とは違う生理的時間にしたがって
人間は生きているということでしょう
2016-12-29 08:31:00
人間の存在理由
宇宙が生まれて137億年の時が経ちました
日本が誇る大型赤外線望遠鏡「すばる」によって
人類は、2006年9月天体観測史上最遠となる
128億8000万光年離れた銀河を発見しました
がしかし
望遠鏡で観測できるのは、原理的に百数十億光年までです
それ以上先の領域は、光速もしくは光以上の速さで
宇宙が膨張しているため、観測不能となるのです
論理的に観測可能範囲を「宇宙の地平」といい
約百数十億光年くらいのところです
論理的に知りえないものは、存在しているとはいえません
我々は、すでに限界近くまで見てしまったということでしょうか?
最先端物理学においては
宇宙は人間が観測することによって存在する
(観測していないときには、素粒子は存在しない コペンハーゲン解釈)
というようなことが、今や一般的に言われます
ならば
宇宙が自らを見る目として人間を作ったとすれば
人間の進化の目的は達せられたということでしょうか?
2016-12-28 08:58:00
人間の爆発
1日、2000カロリーを摂取すると
人間の発熱効率は、100ワットになります
さて、太陽の発熱効率はどれくらいでしょう?
人間の大人の体重を60kgとします
太陽の60kgのかたまりを計算すると
太陽の発熱効率は、0.012ワットになります
ということは、なんと
太陽と人間を、同じ重さで比較した場合
人間は、太陽の1万倍の熱を出している
ということになるのです
これが、生きているということなのでしょう
さらに
銀河中心にある超巨大なブラックホールの周りに
恒星のように見えるクエーサーがあります
このクエーサーの発熱効率が太陽の1万倍
これが、星のエネルギー発生における
理論限界なのです
つまり
人間は、天文学的に理論限界なのです
で、どうした?
2016-12-27 11:07:00
運命は決まっていない!
運命は決まっているのか?努力は無意味なのか?
神は全能であり、すべては神の御心のままなのか?
宇宙は、最初の玉突きですべてが決まるのか?
そんな話を聞いたことがあると思います
さて、思考実験です
あなたは、0.1秒後に何が起こるか?
予言できますか?
100%ではないにしろ大体のことは解るでしょう
不完全性定理により、この世に絶対はありません
だとすると、神でさえも100%の予言はできません
100%ではないにせよ、99.9999・・・・・%ならあるとすると
0.2秒後ではどうでしょうか?
0.1秒後の0.1秒後の予言が当たる確率は
0.999・・・・・×0.999・・・・・という計算になります
ならば、1時間後は?1月後は?10年後は?・・・・・後は?
0.999・・・・×0.999・・・×0.999・・・×・・・・・
と、0.999・・・を、かけ続けると最後は限りなく 0 に近づきます
つまり 0% に近づいていくのです
神がビッグバンを起こし、玉突き的に今があると
いう確定的な宇宙論は、成り立たないのです
未来は、過去では決まりません
過去を後悔するのはやめましょう