2017-12-29 18:21:00
我々人間は、五感により認識される世界に加え
言語空間に生きる存在でもあります
情報の入力・出力システムにおける肉体的制約により
たまたま、音声言語が中心的に発達したものと考えられます
思考は、使用される言語によって思考内容に制約を受けます
ある認識に関して
それに当てはまる「単語」が存在しない場合
認識そのものができないということが起こりうる
ということは、前に述べました
他の入力システムによる情報
例えば、視覚情報は
言語空間において、その大半は捨てざるを得ないのです
もし仮に
人間の肉体に、モニタのような出力システムがあったとしたら
ビジュアル言語が発達していたかもしれません
ビジュアル言語が作り出す現実世界は
今我々が、認識している世界とは全く違う世界になりうるのです