2018-01-06 10:48:00
たとえば、目の前に
Aさんが椅子に座り、机の上の赤いリンゴを見ている
とする
この場合
主体であるAさんが、客体である赤いリンゴを認識している
と、理解する
がしかし、実際には
「Aさんが見る」という主観性は、Aさんの脳の前頭葉で生み出され
「赤いリンゴ」というクオリアは、Aさんの脳の後頭葉で生み出される
「赤いリンゴをAさんが認識する」というプロセスは、すべてAさんの脳内現象であり
前頭葉と後頭葉は独立した存在ではなく、不可分の脳というひとつのシステムである
人間の認識プロセスは、主体も客体もひとつの脳の中で生み出される脳内現象である
つまり、目の前に広がる世界は、自分自身なのだ