2017-02-23 06:13:00
私の宇宙に登場してくるあなたは誰なのか?
認識は、自己の脳の情報処理システムを超えることはできない
私の宇宙は、私の内に完結する閉じた空間である
私の内部表現に登場するあなたという存在は
あくまでも
五感による入力物理情報と過去の記憶により形成された
脳内情報処理システムによる解釈(妄想)でしかない
あなたの内に完結するあなたの宇宙は
私とは完全に隔絶した別の宇宙なのだ
故に、私とあなたが互いに
理解しあえることなどあり得ない
2017-02-22 07:39:00
私の目の前に広がる現実世界は
あくまでも、私固有の宇宙である
私にとって、あなたという人間は
私の内部表現の中の住人でしかない
がしかし
あなたにとって、あなた固有の宇宙が
存在することもまた事実であろう
私の宇宙とあなたの宇宙は別次元の存在であり
私にとって宇宙とは私固有の宇宙しか存在しない
認識できないものは、存在しないのと同じなのだ
別宇宙のあなたが、なぜ私の宇宙に現れるのか?
それは、さみしいからである
2017-02-21 09:02:00
仏陀は、人間を織り成すこの世のあり様を説き示し
それより生まれる苦からの解脱を布教した
そのこと自体は、正に真理にあろうが
真理であるが故に
人間には
それを受け入れることが不可能なのだ
2017-02-20 00:24:00
仏陀の教えは、ひとえに縁起へと集約される
この世は相対的関係性にある
そこに苦の根源的要因があり
世間との関係を断つことにより
救済、解脱の道が開かれると・・・・・
だがそれは、縁起という構造原理の否定に他ならない
仏陀は、人間存在のあり様を否定した
ならばなぜ、出家してまで生きるのか?
結局、出家もまた苦ではないか?
2017-02-19 10:00:00
人間には、決定的欠陥機能が2つある
それは
真実を知りえないこと
未来がわからないこと
現実とは、脳機能における処理結果の範疇
から出ることのできない自己完結世界である
故に、自己の存在と物理空間における
時空間座標は、同一にしかなりえない
人間は、地球の自転と公転から、時間の断片化である暦を作り出した
それにより、今この時と対比する明日という概念が生まれることになる
この知りようのない明日という概念が苦悩を生み出す基となり
そこに神の存在する余地が生まれ、祈りが生まれることとなる
人は今、明日を生きている