702講義室
2017-04-30 05:56:00
自然権としての死
人間を含めたすべての生き物は
生存本能により個体の維持を優先する
さらに
一個体の生存を超え、種としての保存
生殖活動に絶対的本能的価値を持つ
さらに
地球上の生命体は、互いの命を与え合う
ことで、生命そのものを維持し、継続する
暗黙のシステム上に存在の基盤を持つ
種を超えた生命としての厳然たる保存がある
がしかし
ここに疑問がある
なぜ
人間だけに自らの命を絶つ
という選択があるのだろうか
2017-04-25 07:09:00
通行人A
他人に
「自分を無条件に受け入れてほしい」
などというのは、迷惑な欲望である
人が興味あるのは、自分自身でしかないのだ
あなたにとって
私とは、あなたの認識と解釈の存在でしかなく
脳内反応に現れる単なる登場人物でしかない
私の欲望など、迷惑意外の何ものでもないのだ
私は
「無理に、あなたに理解されることを希望しない」
それくらいで、ちょうどいい
恐がらないことだ
2017-04-24 23:15:00
現実は、事実と関係ない
欲望と怒りに荒れ狂う心のあり様で
思考のコントロールなどあり得ない
人にとっては、認識されたものだけが現実なのであり
認識できない事実は、存在しないのと同じことなのだ
現実が思うがままにならない原因は
煩悩にある
かといって
世間と乖離した出家、解脱に
何の意味があるのだろうか?
煩悩は、妄想の中にありて
欲望、怒りという形を成す
まずは
思考の迷走を止めなければならない
心を、今ここに留め置くことだ
それだけで
目の前に広がる風景は一変する
その認識される風景が新たな現実世界になるのだ
2017-04-21 12:55:00
地獄の成功哲学
人は煩悩に生き、挫折を繰り返す
だから、救われる
欲望の達成とは、快楽の達成であるが
その達成の繰り返しの上に依存がある
アルコールは、安易に快楽の再達成が
可能であるが故に、依存にまで陥るのだ
タバコ依存症しかり、薬物依存症しかり
勉強や研究、仕事への依存は
目標の達成による快楽は言うに及ばず
その行為自体が
安心感という快楽を維持することに起因する
成功の追求とは、煩悩そのものである
どうしても、成功したいのであれば
人生を投げ打つ覚悟で、依存症にでもなればいい
精神病院もまた、住めば都かもしれない・・・
2017-04-19 06:59:00
紙一重の距離
アルコール依存、薬物依存、買物依存
ギャンブル依存、SEX依存、仕事依存
依存症とは、一言でいえば
ドーパミン中毒のことである
依存は、決して特殊なことではありません
単に、習慣と言い換えてもいいくらい
当り前のところから繋がっている
脳の標準機能の延長上にある領域
しかし、それは
決して超えてはならない境界線なのです
この領域に入った者のことを、世間では
キチガイと言い
また
天才とも呼ぶ
が、しかし
同じ道程でありながら、その距離は永遠に遠い