702講義室
2016-12-15 08:49:00
神の死亡診断書
1927年
ハイゼンベルクは「不確定性原理」を提唱し
1931年
クルト・ゲーテルが「不完全性定理」を発表した
そして
1987年
チャイティンにより、それは数学全般に働くことが証明され
結果
1991年
パトリック・グリムにより神の存在は完全に否定された
2016-12-14 08:26:00
押し付けの現実
神学系哲学は、本来神の全能性を定義するもので
協会の作り上げた論理のみで構成され
人間がその枠組みにあてはまることを強要する
人間本来のあり様とは関係なく
「人間はこういう存在であり、それに従え」
と、人間そのものを、神の側から定義づけるものである
宗教は、歴史的に権力支配の道具としての側面を持ち
神=支配者 の構図にすり替えられる
日本で親しみのある「論語」もまたしかり
いつのまにか、道徳という前提価値として根付くことになり
誰も、その論理のからくりに疑問すら持たない
つまり
これが正しいと信じられている共通認識は
結局、誰かの創作物であるにもかかわらず
そのままこの世の現実となるのである
2016-12-13 07:43:00
現実という事実
さてここで、世間の現実とやらを見てみましょう
現実とは、客観的な事実世界でなければなりません
しかし、現実には事実など関係ないのです
世界最大の宗教は、キリスト教です
世界70億人中、20億人の信者数を誇ります
以下、キリスト教の現実です
(注:キリスト教には何の恨みもありません)
聖母マリアの「処女懐胎」は聖書翻訳時の誤訳です
しかし、それを承知の上でマリアは処女です
死んだ人間が数億年後に生き返るわけがありません
それでも、イエス・キリストは復活するのです
1931年クルト・ゲーテルが不完全性定理を発表しました
神は存在しないということが証明されたのです
にもかかわらず、宇宙物理学者は日曜礼拝に赴きます
現実とは、事実と無関係なのです
これが現実の事実です
それは、どれくらい現実なのでしょうか?
それは、平気で人を○せるほど現実です
2016-12-12 08:25:00
あるという認識の根拠
目の前に赤いコップがあります
これは、まぎれもない事実ではないか?
と思われることでしょう
でも、それはあなたが思っているだけです
言い換えれば
あなたの脳が、あると思っているだけなのです
物理的世界は、五感により感知されます
視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚
目や耳や舌といった器官につながっている神経が作用します
赤いコップの存在は
目の視神経や指先の触覚神経から情報が入力されます
情報は神経回路を通して脳に伝達され
受け取った情報を脳が再加工することにより
あると認識されるのです
目で見て、指で触った赤いコップは脳が作り出したものです
物理的世界もまた、情報世界であり幻のようなものなのです
言い換えれば、
脳があると思ったものはあるということになります
脳がないと思ったものはないということになります
そして、情報は作ったり書き換えたりすることができるのです
2016-12-11 13:15:00
物の色が意味するところ
物に色がついているとは
特定の色調を持つ周波数域の電磁波を反射しているということ
すべての光を反射した物は「白」く見え
すべての光を吸収した物は「黒」く見える
それは
「白」は拒絶を、「黒」は受容を
意味することになる
これは一般的なイメージからすると真逆の意味になる
色とはそもそも、物自体の個性を表現するものではなく
物が持たない性質、拒絶した異物の象徴なのである
つまり
吸収された色光にこそ、物の持つ本来の意味がある
と考える方が自然ではないだろうか?