2018-04-05 23:38:00
人間は、五感により外界の刺激情報を取り入れ
脳による解釈により、世界のあり様を認識する
視覚は、光(電磁波)を
聴覚は、音(空気の振動)を
臭覚と味覚は、分子(化学物質)を感知し
さらに
皮膚感覚には、触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚があり
それぞれの感覚器が、それぞれの刺激を感知する
目、耳、鼻、舌、皮膚などの感覚器が
電磁波、振動、化学物質、圧力などの情報をとらえ
電気信号に変換したのちに、脳に送られ認識される
しかし、これらの電気信号には
満開の桜の色
鶯の鳴き声
ビールのうまみ
小春日和の暖かさ
などの質感情報は含まれてはいません
それらは、脳の勝手な創作でしかないのです
さらに言えば
外界から入ってくる刺激情報そのものに
色も、音も、臭いも、味も、熱さも、何の感覚も含まれてはいません
その段階から、脳による勝手な創作なのです
私の外に世界があるとしても
私の知りうる世界とは、似ても似つかない世界であることは
間違いない