2018-03-23 20:26:00
「共感覚」というのを聞いたことがあると思います
ある刺激に対して、その本来の感覚に、ほかの感覚が伴って生ずる現象のことで
例えば、文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする
というやつです
よく言われる
「黄色い声」とか「シャープな味」とか「渋い色」などは
感覚としてわかるのですが
ピアノの「ド→赤」とか「レ→すみれ」とか「ミ→黄」とか
ましてや、数字の「5→緑」とか「2→赤」などは
私には、さっぱり理解できません
脳内における視覚を司る部位と、聴覚を司る部位などに混線が生じることによって共感覚が起こる
ということらしいのですが・・・・・
さて、ここでとんでもない疑問が出てきます
音を聞いたときに、音は普通に聞こえている
その上で、色も見える
ということは
空気の振動として入力された刺激が、鼓膜などで電気信号に変換され
聴覚を担当する脳内の部位に送られ、音として認識される
と同時に
その同じ電気信号が、視覚を担当する部位にも送られてしまい
色としても認識されたことになる
ならば
音の電気信号も、色の電気信号も
同じフォーマット、同じレベルの情報ということになるのか?
「ド」という音が、真っ白や真っ黒やぐちゃぐちゃの色ではなく
「赤」という色が、爆発音でもなければ、ノイズでもない
「ド←→赤」という整然とした対応関係にあるということになる
つまり
視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚とは
同一の情報形態であるということになり
処理される、脳内の部位が違うだけで
同じものということになる