2017-02-08 08:45:00
法然は、25年にも及ぶの黒谷での籠山隠遁で
世間とも、山の名利栄達からも隔絶し
どっぷりと仏教が織りなす宇宙空間に浸ります
そこでは
地獄も浄土も仏もすべてが現実であった
経典の一字一句が仏の真理であり現実であった
法然がそこで見たものは
脳の中の宇宙
仏教という色物の世界
大乗仏教という仏物語を透過して
ものごとをありのままに見ることなど
不可能
絶対的前提たる経典への懐疑
法然の見た世界とは
仏教による五感の解釈でしかなかった