2017-02-05 10:47:00
この世は、人間の作り事でしかありません
「目の前にある物質は、確かにそこに存在する」
誰の目にも疑いようないこの現実は
ハイゼンベルクの不確定性原理によって否定されました
「数学は、自己完結した絶対的システムである」
つい数十年前まで、そう信じられてきた数学は
ゲーテルの不完全性定理によって否定されました
物理学においても、数学においてさえも
前提ありきの世界でしかなかったのです
ユークリッドは、『原論』の中で公準が真理だとは書いていません
「これら5つの事柄が真であると要請する」と書いているだけです
つまり、何事においても仮前提から始まっているのです
宗教の世界は、神の存在とか、悟りの世界があるとか
その強制的な前提の上にしか成り立たない世界です
現在の私たちが生きているこの世界においても同様です
誰かが創作した社会思想・制度上の世界でしかありません
その誰かにとって都合のいい前提上のものでしかないのです
ハイゼンベルクもゲーテルもまた、何かの前提の上でしかなく
その前提の行きつくところが神であれば、永遠に真理などない
真理は、信じることによって初めて真理なのです
つまり、嘘っぱち・・・・・