2017-01-17 08:30:00
こんな話を聞いたことがあります
ウナギの養殖には、稚魚であるシラスが必要です
日本は、外国からその多くを輸入しているのですが
たとえば、カナダからの長時間の輸送になると
繊細なシラスは、90%が死んでしまうそうです
そこでとられた対応策が、なんと無謀にも
天敵であるナマズを水槽に一緒に入れて
輸送するという逆転の発想でした
シラスはエサにされないように必死で逃げ回ります
結局、到着時にはナマズに20%は食べられますが
残り80%は元気に生きているんだそうです
南極大陸には、ホワイトアウトという現象があります
上空の雲と地上の雪が光を乱反射することによって
世界一面が、光そのものになってしまう現象です
影がないと人間は距離感も方向感覚もなくなり
自分が今どこにいるのか全く分からないといいます
光と影があって初めてものを見ることができるのです
光は幸せの象徴であり、影は不幸の象徴です
不幸という影と、幸せという光が供にあって
初めて、人生は姿を現すのかもしれません
平和で安心して暮らせる世界が理想であることに違いないでしょう
がしかし、敵だとか困難もまた必要だからあるのかもしれません
諸法実相
あるものはあるべきしてあり
あらゆるものが真理なのです