2017-01-15 08:22:00
一見でたらめな状態に見える空間には
抽象化されたカオスというパターンが存在する
ある抽象度の系ではランダムに見えるものが
一つ上の系から見ると整合的なパターンを示す
低い抽象度である混沌とした無明のこの世界も
高い抽象度から眺めると整然とした世界として
美しく整合性のとれた縁起のパターンが現れる
この一つ上の系に上がる能力をゲシュタルトといい
これこそがありのままにこの世を見るということである
点という自我は幻に過ぎない
線が結ぶ関係性により自我は姿を現し
線の織りなす面こそがこの世なのだ
点を見てはいけない
線の織りなす縁起に働きかけることのにより
自分自身を、さらにはこの世を書き換えるのである