2017-01-02 08:33:00
人間の幸不幸がドーパミン分泌状態によるものなら
薬物摂取の問題は避けて通れないテーマです
ほとんどの宗教では、飲酒に対し
禁止もしくは規制をしてきました
アルコールは、ドラッグの一種とされ
ドーパミン分泌促進作用があり
依存率はモルヒネと同程度です
(薬用モルヒネとは違います)
薬物によるドーパミン分泌は、自然に反するものです
「人間の生理には、基本的に分泌許容量が決まっており
人為的な分泌促進操作に対して、脳は自力での分泌を抑制します
これにより
常にドーパミン枯渇状態に陥ることとなり
薬物を求め続けるというスパイラルにはまる」
というのが薬物依存症のメカニズムです
薬物依存とはドーパミン依存そのものです
真偽のことは別としても、禅宗の祖である達磨大師は
足が腐るまで座禅を組み瞑想したとされています
瞑想によるドーパミン分泌量は
覚せい剤の20~30倍ともいわれ、依存状態を彷彿させます
ドーパミンは、直面する現実そのものを
あっさり塗り替えてしまうほどの威力を持つ
極めて有用であり重要かつ危険な物質です
それゆえに
有史以来、2500年以上も前から禁止されている薬物に対して
今だそのリスクを克服できないことから鑑みても
その危険度の大きさを常に念頭に入れておく必要があるかと思います