2016-12-18 08:13:00
現実世界とは、どのような世界なのでしょうか?
絶対的な世界、物理世界がひとつあって
それを人々が、それぞれに認識する世界
というのが、これまでの考え方でした
でも、これはキリスト教の概念なのです
西洋の伝統的哲学、唯物論からなるものです
がしかし、近年のめざましい物理学(量子論)の発展により
これでは宇宙の成り立ちを説明出来ないことがわかってきました
真空を観察した瞬間、そこに素粒子が生まれる
すべては、存在に先んじて認識があるというのです
これは東洋哲学、唯識に近い概念です
唯識とは
我々の見ている世界は、すべて認識の中にある
逆に、認識の外のものは存在しない
というものです
これは、脳科学でいう内部表現と同じ世界観です
内部表現とは
脳と心の中で認識している世界のすべてのこと
内部表現こそが現実世界そのものなのです
現実世界は、認識する人の数だけ存在するのです
いいえ
自分が認識している世界だけが現実世界なのです