702講義室
2017-03-11 08:48:00
悲しみの快感
脳の進化の過程において
ベースになったのは苦痛だそうだ
生命維持機能の生成において
入力された外界の情報に対し
分析判断をおこない
運動という形で身体に命令を下す
逃げるのか?寄っていくのか?
その情報処理の判断基準は、苦痛・不快である
つまり、生命の維持にとって
必要なのは快楽ではなく、危険を察知する苦痛
でなければならなかった
高等生物の脳にある報酬系(快楽を感じる神経回路)は
系統発生的には不快回路とは別物である
本来、人間が感じる刺激は苦痛しかない
一切皆苦 すべては苦しみである
快楽とは、苦痛のデータ変換にすぎない
2017-03-10 07:43:00
蓄積された現実
人間は、自分の意志によって行動している
と信じています
がしかし、事実は違います
私が、行動しようと意識するよりも前に
脳より行動の命令が出ているそうです
つまり
人間は、脳に操られているだけなのです
人間の行動は、基本的に反射によります
反射は、入力情報に対する思考パターンです
そしてそれは
その人の人生の経験により、つまり
蓄積された日常によって形づくられるのです
その蓄積された記憶のことを
仏教では、業(カルマ)とよびます
人間は、業による現実からは逃れられないのです
2017-03-09 07:59:00
なんちゃって辞めてやる♪
そんなにつらい仕事なら
辞めればいいでしょ?
当たり前のことが当たり前でない今日この頃
ならばこうしましょ
問答無用の身体ストレス実験です
毒(化学物質)を被験者の肉体に点滴投与します
ギャ~~~~!
副腎皮質から、ストレス成分ホルモンが血液内に溢れ出ます
このストレス性ホルモンの濃度を測る実験ですが
さてここで
いつでも点滴を止めることができるスイッチを
被験者に渡した場合と、渡さない場合で
濃度の上昇率に5倍もの差が出たのです
つまり
化学物質による物理的肉体実験であるにもかかわらず
いつでも逃げられる状態ならば
かなりの苦しみを回避できるということです
いつでも辞めてやる
と、本気で腹をくくりましょう
とりあえず
とりあえず
とりあえず
2017-03-08 07:28:00
正統派作り笑顔♪
人は
楽しいとき、楽しい顔をします
悲しいとき、悲しい顔をします
当たり前でしょうか?
実は、人は
楽しい顔をすると、楽しくなります
悲しい顔をすると、悲しくなります
こんな、有名な実験があります
ペンを横に「ィイ~~」って咥えてマンガを読むと
咥えてない場合よりも面白く感じるというものです
これは、ペンを咥えることにより
口角が上がり表情筋が笑顔になります
すると
脳内の報酬系神経回路が活性化し
ドーパミンが分泌されるということです
さらに、実験では
たくさんの単語の羅列の中から
「喜び」とか「幸せ」とか楽しい単語を
素早く見つけることができるようになります
気持ちそのものではなく
表情をコントロールすることで
見ているものが、面白く感じられ
楽しいものを、認識しやすくなる
ということです
どうでしょうか
とりあえず、微笑んでみませんか?
2017-03-07 06:51:00
仏陀の見た夢
何かが手のひらから滑り落ちたとき
それが初めて愛という姿に変るなら
愛は、残酷以外の何ものでもない
生きることをやめたとき、初めて
生まれてきた意味が解るのなら
生きてよかったのかもしれないけど
それが
生きる意味などにはならない
世間の営みを遠くに感じる今ここで
すべてが幻だったと解ったとしても
それで救われるわけでもない